空き家・空き地を活かす地域再生 <コミュニティ・アセット実践編>

空き家・空き地を活かす地域再生<コミュニティ・アセット実践編>

田島則行 編著

奥村誠一・権藤智之・中城康彦・納村信之・森田芳朗・山崎 亮・若竹雅宏 著

定価:本体2,500円+税


  • A5・並製・188頁
  • ISBN 978-4-908837-15-9 C0052

    「コミュニティ・アセット」とは、「空き家増加」と「コミュニティの活力低下」という二つの問題を同時に解決する「場づくり」を指す。空き家を活用することこそが、コミュニティが再生されるためのきっかけとなり、コミュニティのための場づくりこそが活動資金を生み出すと同時に、空き家を減らす処方箋になる。

     本書では、「コミュニティ・アセット」の11の事例を通じ、金融による事業スキームの構築方法や完成までのプロセスを、スキームダイアグラムや豊富なカラー写真とともに伝える。

    そのほか米英における先行組織のあり方や、コミュニティ・アセット構築までの定型のステップ、事業者らのインタビュアーを通じた成功のポイント、各課題についての論考などを掲載した充実した内容となって

    いる。

    行政、金融機関、地主、大家、設計者らなどまちづくりに関わる方の必携の書。

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《編著者について》

田島 則行(たじま のりゆき)
千葉工業大学准教授。博士(環境学)、一級建築士、宅地建物取引士、テレデザイン代表。
1964年東京都生まれ。工学院大学建築学科卒業、AAスクール(イギリス)大学院修了。東京大学大学院博士後期課程修了。1993年独立。1999年テレデザイン設立。2013年千葉工業大学着任。設計デザイン活動の一方で、数多くのリノベーション、まちづくり、地域再生プロジェクトを手掛ける。受賞にJCDデザイン優秀賞受賞、建築家協会優秀作品選、都市住宅学会・学会賞著作賞、伊勢崎市景観まちづくり賞、国際学会(WBC2022)最優秀論文賞など。著書に『建築のリテラシー』(彰国社)、『コミュニティ・アセットによる地域再生』(鹿島出版会)など。